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黒田辰秋・・・ | 漆という力 展

アート缶
01 /27 2013
 

 
先週の豊田市美術館

 
豊田市もここから少し街外れに豊田市民芸館というものがあり、
2年ほど前、《日本民藝館コレクション》展という特別展あり。(※
     柳宗悦をめぐるひとびと―                           
      河井寛次郎、バーナード・リーチ、芹沢介、棟方志功の逸品が
その人気のほとんどない、ひっそりし過ぎる空間になごやかに並ぶ。
 
その中の黒田のこの朱塗りの鏡台(結構大型)に衝撃。
すみません、存じ上げませんでした。
 
黒田辰秋(1904-1982)
 
京都の塗師屋の家に生まれ、
10代後半~20歳ころ河井寛次郎に出会い、
河井や柳宗悦らの民藝運動に加わる。
 
漆芸・木工芸の重要無形文化財保持者
 
 
この豊田市美術館は黒田のまとまったコレクションを持っているそうで

 
今回はその黒田と田中信行(1959-)の展覧会
 
黒田辰秋・田中信行 | 漆という力 展

 
こんなシンプルで骨太、でも愛嬌のある曲線の朱塗り

 
螺鈿使い

 
柳宗悦らがもたらした李朝家具に大きな影響を受け
李朝の家具、それを模した黒田の棚も並ぶ。
それら黒田のいくつかは河井寛次郎記念館蔵で、
黒田の生涯にわたり大きな存在だった河井も
陶芸家でありながらのちに木工の作品も手掛け
そんな河井の作品もあり。
京都の河井寛次郎記念館にもぜひ行ってみたいと思わせる。
 
黒澤明監督にも作品を愛され、
監督の御殿場の別荘にも依頼されて制作した椅子やテーブルのセットが。
下の《彫花文椅子》様の椅子に寛ぐ監督の写真もあり。

 
2000年にもこの美術館で黒田の作品展が催されており、
その時の図録を今回手に入れてひらいてみると
この美術館の学芸課長さんが学生の頃
黒田を近くにみて(工房のバイトさんで?)
「最も美しい線は、削り進んでゆく間に一度しか訪れない。
削り足りなくても駄目、削り過ぎても駄目。」と語り
その制作するなまなざしは板や木地を慈しむようであった、と回想。

                                     ―4月7日(日)
 
 
 
              ※) http://blogs.yahoo.co.jp/xtxfm354/21973993.html
 
 
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めかねこ

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