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ならなら「柿食へば」

なら缶
11 /13 2019

10月26日(土) 奈良、東大寺大仏殿から北に、
な108

そして右手に曲がると、
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二月堂を望む裏参道。
な110

いつも会社の休憩ソファーの上に置かれた日経朝刊で
いま、伊集院静さんが「ミチクサ先生」連載中。
途中から読みだして主人公は漱石か子規か、
どちらにせよ、この二人の友情というのが
何ともよくて、「柿食へば」。
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以前読んだ坪内稔典さんの文で
結核の療養で松山に帰郷していた子規が、病状がよくなって東京に戻るのに
漱石に金を借りて途中奈良に遊んだ。
法隆寺にも立ち寄ったが、宿泊した東大寺近くの宿で、夜、
宿の若くて器量よしのお手伝いさんが柿をむいてくれた。
のちに漱石がそのエピソードを記すほどの柿好きの子規、
べっぴんさんがむいてくれた好物を食べているという至福の時に、
「ぼーん」と鐘の音が聞こえたそうな。
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奈良から漱石によこした手紙には
「恩借の金子は当地に於て遣い果たし候」
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漱石は「鐘つけば銀杏ちるなり長建寺」という句を詠んでいて
「柿食へば」は、漱石の句を媒介にしているのかも、と坪内さん。
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この二人の間柄が描かれた文に出会う度に
「秋にこの参道を歩こう」、と、おばさんのミチクサ。な114

これは桜の葉。
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子規も見上げた風景かな。
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鬼がふたり、こっそり見ている。
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風雪に削られ、
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「渋柿やあら壁つゞく奈良の町」子規
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道しるべ。
な123




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