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佐藤玄々(朝山)展

アート缶
02 /19 2019



2月16日(土) 碧南市藤井達吉現代美術館

生誕130年
佐藤玄々(朝山)展


お風呂と台所のマットを洗って干してきたらこの空ですよ。


佐藤玄々(1888-1963)は福島の宮彫師の家に生まれた
「天才と呼ばれた稀代の彫刻家」。

前の展覧会の時に次回展のチラシが置かれていて、
「え、佐藤朝山(の作品)が来るんですか!?」ってびっくりされているほどの
存在らしく。おばさんは超絶技巧かなんかの方と思っておりましたが。


まぁ、超絶技巧の人でもある。
「写実表現にとらわれず、モデルの内面を見ろ」だそうですが。


17歳で上京して山崎朝雲に師事するのですが、
もうその当時の作品から並の才能ではなく、
ご本人も大きな自負を持って制作されてきたものなのでしょう。

修業時代から年代を追って、大正期のフランス留学時代、
昭和初期~戦中~戦後。

20代30代の作品が新鮮。
彫刻の作品はフロア内を点在して四方から眺める楽しみ。
釈迦とバラモンの向き合う問答のストイックな姿の向こうに
マハーバーラタの肉感的な夫婦像が
まるで大理石の作品みたいに堂々と置かれていたり、
南洋の少年が彩色された腰巻すがたで、のびのびと空を仰ぐ。

院展の時代には平櫛田中、中原悌二郎らとともに活躍。

30歳で結婚されて、サリーをまとった奥さんをモデルにした
30センチほどの作品が なんともほのあたたかく美しい。

ブロンズや、版画、水墨画も。


鹿、牛、猫、鼠やトカゲ、の動物の姿も面白いし、
その彩色加減も絶妙。

サラリと描かれた不動三尊の水墨も洒脱。

漢詩を学ばれたり、多方面の勉強をされているその素養が
作品の深さにつながっているのでしょうか。

ジャコメッティにも対面したことがあるとか。


見終えたころには日差しももどって、西方寺、太鼓堂。


巡回でこちらに来る前に、朝山のふるさと福島県立美術館で
展覧があったんですね。前回来た時にそうと知らずにもらってきた
福島の方のチラシが右で、今回の碧南展のが。 

コピーが違うんだ、筍もたぶん同一のものと思われるのですが
色がずいぶん違うんですね。

ポストカードなんかあったらほしいなと思ったのですが、
福島の「あん肝の味噌漬け」とか桃のジュースとか、物産展状態。
図録はお高いし、手ぶらでお帰り。


                                        ~ 2月24日(日) 





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めかねこ

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