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猫見送る。

ねこ缶
04 /23 2017



 前回の記事が序奏のようになってしまいました。

 猫は『コーヒー牛乳の国』に帰ってしまいました。

 飼う気なんてさらさらなかったので、初めて来た日を憶えていません。昨年7月の初めころ、車庫の奥の物置陰にまだほんのよちよちのちび猫。このあたり、ときどき猫捨てていく人がいるみたい。ついエサやりたくなるけどやりません。一度賞味期限をちと過ぎたハムがあって、ついやってしまって、居座られて8年飼ってしまったのがいます。その頃はコドモもいて賑やかく飼うのもなんの支障もなかったのですが、今は日中不在、面倒みられる人も 夜戻るのが8時9時の日もあるおばちゃんの私のみ。
数日後に車庫入り口に血のりがあって、あの猫がトカゲでも殺したのかとおもったら、足をひどくケガしていて血の足跡つけながらよたよた移動。ここを往き来する大きい猫にやられたみたいで。栄養も摂れずケガして、このあたりの猫社会ではよそ者弱者、草だらけの車庫裏で腐敗死体になるのは時間の問題。
 そう思ったのが縁を結んじゃったんですね。
 そんなこんなでおばさんと猫の2人5脚暮らし始まる。今どきの飼い猫の寿命は15~20年?猫が寿命を終えるとき、おばさん幾つ???おばさんが5日も病気なんかして不在になったらどうするの???の問題抱えながら。
 はじめは警戒心が強くエサやる私でも触ろうとすると「しゃー」と威嚇して猫パンチ。2カ月性別不明で名もつけられず。
 それが今じゃ、おばさんにまとわりついて絡みついて普通に歩けないよ。
 命名するタイミングを逃し、なんだか「猫也」なおかしな呼び名に。それでも呼べば「猫まっしぐら(エサエサエサ♪)」。
 まぁ、おばさんはひとりの生活も嫌いじゃないのよ。でも毎食のエサの世話、スペシャルご飯をお鍋で煮たり、トイレの世話、遊びたい盛りのこども猫との闘いごっこ、そんな毎日に こころとろける。こころ猫色に染められる。
 猫は完全室内飼いでもストレスなく暮らせる生き物みたいですね。それが一番安全なんでしょうが、昼間狭い家で孤独なお留守番猫に、夜間やおばさんの休日は外出自由。お庭で蝶を追ったり、鳥、トカゲ、カエル、ムカデ、、、、弱いなりにも猫社会にも仲間入り。
 交通量はそれほどでもないが車の通る道を渡って、近征(?)も。その道路が魔の道。
 猫の寿命とおばさんの寿命の長い追いかけっこのゴールの心配をしながらも、「幸せはふっと明日消える」そんな陰も心の隅で知ってはいた。
 あの晩、猫は、おばさん作のスペシャルご飯とカリカリ食べていつものように外出。そんな日もないことはなかったが、おばさんが遅くに寝る時間になっても戻らず。翌朝玄関開けて呼んでも戻らず。そんな朝はイチオウ、道で車にひかれてないか確認に行くのだが、まぁ、なにもなくあとでひょっこり戻るのだ。それが、先日は、道すぐ出るとあちらに硬く横たわる見慣れた柄のヤツが、、、、。
 それからは夢なのか現実なのか、大きめの段ボールにタオルをひいて とりあえず なきがらを入れて、現場前のお宅のYさんに先日夜の異常を聞きながら水で血を流して、戻って猫フード、おやつ、あとなに入れてやればいい?鈴のついたお守りひとつ。役所に確認とって所在地確認して、会社に連絡入れてから「やすらぎ苑」へ。 細かく鈴なりの淡い色の枝垂れ桜が一面満開。おまけに鶯。そんなところに猫をひとり置いてくる。
 自分が飼った猫ですから、自分がしっかりしなきゃと言い聞かせながら、「これは夢?わたし目を覚まして仕事行かなきゃ。どうやって夢から覚める?覚められる?」覚めない夢のままに、その足で仕事に行って~、猫のいない家に帰って~、いまだ覚めず。

 こども猫との生活が あまい あまい夢だったのか。

 この土日は庭に出て猫のいないのを泣いて、うちに入って猫のいないのを泣いて。
 まだ1歳のお誕生日は迎えていないはずの子どもの猫の、あまりにも不憫な一生。
 さみしい家ながら馴染んでおばさんの膝で甘えたささやかな時間は幸せでいられたのか?
 はじめのうちは、やっぱりまたどこかに捨ててこようと何度も思ったのよ。迷ってるときに「このミルク飲みたてみたいな白いお口まわりのかわいい猫を飼ってやって。名前つけてやって」って、遠くから波動を送ってくれたお友達に大感謝。成長をあたたかく見守ってくれて大感謝。こんなふうに事の顛末をお知らせすることしかできずごめんなさい。
 白い口元にコーヒー牛乳内緒で飲んじゃった薄茶色のアクセント付きのかわいい男のコ猫と暮らせた10カ月ほどは、おばさんにとってはまさに夢のような宝物。
 おばさんは大丈夫だよ、たくさん泣いて、それを供養とさせてもらって、また、前のマイペースな暮らしに戻るだけ。 







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めかねこ

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