今年のアート・ミュージアム初めは、
1月4日(水)、愛知県美術館
「ゴッホとゴーギャン展」
われらが愛すべきファン・ゴッホ(1853-1890)と、
彼が敬愛したポール・ゴーギャン(1848-1903)の二人展
ゴッホ「ルーランの肖像」
肖像画では、ほかに「ズアーヴ兵」「恋する人」…
ゴーギャンの方が5歳ほど年上なんですね。
ゴッホの、南仏アルルでの芸術家の共同体設立の夢、
ゴーギャンとの共同生活に用意した椅子。
ゴッホ「ゴーギャンの椅子」
芸術の方向性の違いから共同生活は2カ月で破たん。
その果ての「事件」。
ゴーギャンは原始的な美を求めタヒチへ。
ゴーギャン「タヒチの3人」
タヒチでの牧歌的で原始宗教的な魅力の人や風景、色彩。
初期の自画像、子どもの眠る背中、
少年の水浴、「ハム」
プロヴァンスの初夏、空・麦畑
ゴッホ「収穫」
私には美術の副読本か何かの表紙で目になじんだこの作品は、
弟テオ夫妻の客間に飾られていたという。
両の手を広げる大きさで、
展覧会場ではソファで足を休めながら眺められるよ。
アルルでの共同生活の破たん後、再び会うことはなかった二人だが、
その後も手紙での交流は続き、
ゴッホの死後の、1901年、タヒチにて、
ゴーギャン「肘掛け椅子のひまわり」
これは展覧会場のショップにて、
輸入絵はがき(この作品はありません)
ゴッホ展といえば、この地方で30年ほど前に名古屋市博物館で、
6年ほど前に名古屋市美術館で、と、今回、同じ「渓谷」という作品が
あったのに気づく。(クレラー=ミュラー美術館蔵)
30年前のは図録が残っていて、開くと、今回印象に残った
古い教会の絵も見ていたのだわ(まったく記憶にない)。
美術館の常設展では、新収蔵品の展示もあり、
ムンクの「病める子」
小さなエッチングの作品ですが貴重な一枚。