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ひとびとの跫音(あしおと)

図書缶
12 /12 2009
俳句の趣味もなく、司馬さんのファンでもないので大きい声ではいえませんが、好きです。

「ひとびとの跫音(あしおと)」 司馬遼太郎



いまNHKで、司馬さんの「坂の上の雲」ドラマでやってますね。日清・日露戦争で活躍した秋山兄弟と正岡子規の物語。
その正岡子規の妹・律(りつ)の養子・忠三郎さんを中心にしたお話。
彼は子規の従弟にあたり、全くの市井の人。忠三郎さんのまあ過激な友人・タカジとともに子規の全集を出す羽目になった司馬さんの、彼らをめぐるあれこれをつづりながら、「やはり描きたかったのは子規のこと」と。


この本との出会いは新聞のサンデー版の本の紹介コーナーで、
「子規の結核の闘病に献身的看病をした妹が、彼の死後、女学校に入って 後にはそこの教師として教鞭をとった」という内容に惹かれたのです。彼女は二度離婚してるらしいのですが婚家より兄の看病を一番に考えちゃう人だったらしい。
忠三郎さんの人柄と、彼の周りの人々に向ける司馬さんのあたたかい表現に、何度も読み返してしまった本です。


ふつう「坂の上の雲 その後」、ってカンジで読むものでしょうが、私の場合は逆でした。


写真:1枚目、本の表紙は子規の絵です。
「女郎花と鶏頭」
「蔓草と鶏頭」
中村不折という友人の画家がいて、寝たきりの子規に絵の楽しさを教えたとか。
~ 折レ曲リ折レマガリタル路次ノ奥ニ
折レズトイヘル画師ハスミケリ ~
→柿好きの子規へ。
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