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『日日是好日』

映画缶
11 /26 2018



11月10日(土) 豊田市民芸館

民芸館敷地内に立礼式の茶室があって、
土日・祝日は350円で呈茶サービスあり。


今日のおまんじゅうはどんなでしょうか?
ここに来ると企画展を見終わってから
立ち寄るのを楽しみにしているのですが、
お客さんが多い日は当日分のおまんじゅうがなくなってしまうと
干菓子になってしまうようなので、
観賞中もそちらが気になって落ち着かない。


掛け軸に花。


当番のお茶の先生は、ひっきりなしのお客さんにもにこやかにご接待。


昨日は映画「日日是好日(にちにちこれこうじつ)」。
黒木華さんがお茶を習い始めた主人公の生徒さんで、
その先生が樹木希林さん。お茶のお稽古の中から
人生のあれこれの気づき。お茶の世界の魅力。


おばさんは、まず初めの袱紗の折り畳み方からお手上げで、
早速お稽古やめる口実を探すのに頭がいっぱいになっちゃうな。

主人公が「なぜ?」って聞くと、先生の樹木希林さんは
「お茶はまず形を作っておいて、あとから心が入ればいいのよ」

でも、「ただ、美味しいお茶を飲みに来ればいいじゃないの。」とも。


雨の日は雨を聞いて、雪の日は雪を見て、
夏は夏の暑さを、
五感を使って全身でその瞬間を味わう
      ~そういう世界だそうです。

本日のおまんじゅう、いただけました。


お茶碗は本多静雄さんの集められたものだそうです。
「スズキセイセイセンセイの作品ですよ。」


鈴木青々さん、加藤作助さん。
お客さんのおっちゃんたちは「いやー、懐かしい」を繰り返し、
「作助さん、先代の?」。
ご婦人は「結婚式の引き出物は作助さんのでそろえたのよ」なんて。
何だか金額的にもゴージャスな別世界。

映画の中では正式なお茶会で「正客」に白羽の矢が当たっちゃうと
いろいろ面倒があって、それを避けるべく椅子取りゲーム。
いや、実は我こそは「正客」に指名されるべきと自負のお方もおありじゃ?

季節のお道具、掛け軸、お茶碗。
四季の和菓子も宝石のように美しく、そして美味しそう。






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「万引き家族」

映画缶
06 /06 2018



寒い季節、日も暮れていました。仕事帰りに寄ったスーパー入口で、レジを通った清算済み側ではなく、売り場側からレジかご山盛りの商品の載ったカートを押した日系の顔した外国語の若い男2人 満面の笑みを浮かべながら店の外に出ていく。あれ、これって…と思いましたが、今みたいに清算前と清算後のレジかごの色分けのないころで、証拠もないし、声もあげられず。もう10年以上前のことでしたか、山盛りの商品のてっぺんにプチトマトのパックがのっかっていたこととともにときどき思い出す。そのスーパーも老朽化とかの理由で何年も前に閉店、取り壊されて更地。



と、は、関係なく、先週の日曜、先行上映されていたので、
「万引き家族」是枝裕和監督


高層ビルの谷間にボロけた平屋の民家。おばあちゃんの年金目当てに血のつながらない家族。万引き、風俗、日雇い・パートもリストラ。
足の踏み場もないような雑然と小汚い昭和のような世界に、頭を寄せてラーメンすすったり、茹でたトウモロコシ食べたり、ビルの壁に阻まれて音だけの隅田川の花火…、を、美しく描く。
しかしこれはこのまま続く暮しではなく、ひとつの事件で、またバラバラになる。
安藤サクラさんがいい。
樹木希林さんのあの家のにおいまで感じさせるような表情がいい。
拾われてきて救われた小さな女の子だけが、どうにもならない闇にまた戻されたのが哀れな後味。



と、は、関係なく、
帰りにハンバーガー屋で昼ごはんテイクアウトで調達して、うちで袋を開けたら注文してないものが別に1点。レシートの電話番号にて事を伝えると、店長さんが「すみません、間違えて入れてしまいました。どうぞお召し上がりください」





映画 「エンディングノート」

映画缶
02 /05 2012
 

 
今日は早起きして映画。
昨年10月公開で、もう終わってると思っていたら、
最寄りの(でも車で20km)映画館で上映中。
今日は朝8:40から1回限り。
 
ん~お客さん12人。

 
会社命、段取り命の元営業マンのお父さんの「終活」の記録。
67歳まで現役で、リタイア直後に検診で胃がん発覚、しかもステージ4。
自分の人生の終わり方まできっちり段取りする姿をカメラで追ったのは
主人公・砂田知昭さんの次女・砂田麻美さん。映画初監督作品。

 
リーズナブルということで教会での葬儀を希望し、
ご自分の足で式場の下見、
式の段取り、
「なんで人は死ぬのか」という問いに、小さな孫娘さんがちょっと考えて
「植物が育って最後には枯れるように人も死ぬのかな」というような家族の会話がいい。
人の死という悲しいテーマなんですが、この笑顔の通りのあたたかい別れ。

 
ご家族も別れに立ち会うつらさを味わいながらも、
そういう時を共有して、永遠の別れを享受していく・・・それが後味のよさなのか。

 
エンディングの曲が終わって場内が明るくなるまで
鼻すする音以外は静かな静かな時間でした。
 
 
 
 
 
 

ライフ - いのちをつなぐ物語

映画缶
09 /02 2011
 

 
今日はお休み & 映画館 女性1,000円の日でしたので
 
「ライフ - いのちをつなぐ物語」
 
英BBC製作のネイチャードキュメンタリー映画。
 

 
むかし、動物なんか好きとは思えん父が
なぜか『野生の王国』を毎週見てたの思い出しました。
そのスペシャル・ハイテク版といいますか…。
 
それはそれは美しく厳しい大自然の映像と、          
動物・鳥・爬虫類・両生類・昆虫・植物の             
                   命を懸け、自分を、家族を守るドキュメント。
 
よくこんな映像撮れたね~、という時間とお金かかってます。
 

  
      
 普段はぐうたらオヤジに見える父ゴリラが、        
            一旦縄張りの危機にさらされた時の凛々しい姿。
      
 バンドウイルカの漁業。                    
      
 ハキリアリの食料栽培と住まいの工夫。          
      
 コモドオオトカゲの獲物をじわじわ衰弱させるやりくち。
      
 子のオタマジャクシをおんぶして木を登る赤いカエル。
      
 水上を走るイグアナの仲間。                 
 

 
超ハイスピードカメラで水しぶきの、舞う水の玉までドラマチック。
あっという間の90分。
日本語版では松本幸四郎・松たか子さん父娘がナレーション。
 
 
温泉であったまるニホンザルも。
誰でも湯につかれるわけでないサル社会を知る。
 
 
 
 

大鹿村騒動記

映画缶
07 /29 2011
 

 
前回別の映画を見に行ったとき、
予告編やってて、忌野清志郎の歌にのり
 
大鹿村騒動記
 

               
「返す」と
18年前幼なじみと駆け落ちした妻が、
脳の疾患でまだらに記憶をなくして戻ってくる
          
見てきました。
 

 
席うしろの60くらいのお友達ご婦人ふたり、
「ひと(観客)入るかな?」
「入るよ、年寄りばっかりねー」
100人弱の客席に2/3ほどの入り。
うん、50前後以降のごま塩カップル多かった。
 

 
南アルプスの麓、長野県大鹿村。
地芝居「大鹿歌舞伎」をめぐり
山村で芸能、娯楽の原点を描きながら、
原田芳雄さんの遺作になってしまいました。
 

 
観客の年齢層のせいか、無遠慮に
茶の間にいるような笑い声。
 
ちょっと癖のある脇役のイメージの原田さんが、
こういうドタバタお芝居のはなしで客席を笑わせて
役者人生を終えたのですね。
 

 
 
 

めかねこ

猫・まち・植物・ときどきアート